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松橋熊野宮 2017

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宇城市松橋保育園での仕事がありますので、

近くにある松橋神社にお参りに行きました。

ソメイヨシノはまだでしたが、

シダレサクラが満開でとても良い日にお参り出来たと思います。


江戸期から昭和初期まで、

松橋港(高良港)がありまして、

松橋港の海路と薩摩街道の交わる所として、

かなり栄えていました。

街中に水路が張り巡らされ、

街道に並ぶ店には小型船から直接商品を店に並べるすごいシステムだったのです。

双子港と言われる松合港は、

味噌醤油醸造が盛んで大型船で乗り付け、

そこから小型船で松橋港へ、そして陸路に乗せると。


明治以降、鉄道が通った事により激変。

陸路でのは鹿児島本線にて完結。


海路は鉄道と接続される産業遺産の三角西港、

三角港、八代港へと機能を移し、

松橋港は消滅。

水路と商店街が残りましたが、

衰退の一途を辿りました。


私が小さい頃までは総踊りなどの大きな祭りがあっていましたけどね。


熊野神社系は熊本ではとても珍しいです。

戦国時代までに阿蘇氏がほぼ阿蘇神社に信仰を変えていますからね。


熊野神社は海神で、

船乗りが江戸期まで力を持っていた証ですね。

それから要所として肥後藩の庇護も厚かったようです。

ここから天草を通じて海外と直接貿易をしていたようです。

加藤清正の

熊本城築城や熊本平野の土木工事の資金は謎が多いんですよね。


地震で倒れた石碑なども多かったですが、

頑張って復興しておられます。


好きな神社の1つです。

そんな歴史を想いながら、

お参りをお勧めします。

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